カウンセリングはどれぐらいの期間通えばよいのか

query_builder 2022/10/27
ブログ
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こんにちは。

丹波橋こころの相談室の東 浩子です。

いつもお読みいただきありがとうございます。

早いもので、

すでに10月も末です。

前回投稿してから

2か月も経ってしまったなんて・・・

月日の経つのは本当に早いですね。


さて、

今回のお題ですが、

「カウンセリングはどれぐらいの期間通えばよいのか」

についてお話したいと思います。


カウンセリングは

「ご相談に来られる方が悩みをどのように解決したいか」によって、来ていただく期間が変わります。


「とにかく吐き出したい」という解決方法を求めてこられた時には1回で終わることもあります。


「自分とは一体何なんだろう」ということを知りたいと思われたりすると数年かかられることもあります。


場合によっては「生きるとはどういうことなのか」という課題でお越しになられて何十年と続けられることもあります。


こんな風に書くと「1回で終わるのは解決の方法が浅いということ?」と思われるかもしれませんがそういうことではありません。


おいでになられる方が何を目的にされているかが大事なことなのです。

すべての方が生きるとは何ぞやと考える必要があるとは私は思いません。

吐き出すことが必要な方もたくさんおられるのです。


おいでいただく方がご自分にとって「心地よい解決」を目指されること、それがカウンセリングで一番大事なことではないかと私は考えています。


そういうものがカウンセリングだと私は考えておりますので、

「カウンセリングはどれぐらいの期間通えばよいのか」

という問題は人それぞれということになります。


すみません。


こんな風に言ってしまうと「カウンセリングはどれぐらいの期間通えばよいのか」というお題を冠した意味がなくなりますので丹波橋こころの相談室での「どれぐらいの期間通えばよいのか」をお伝えしていきたいと思います。


1,初回面接

ご予約をいただき、おいでいただきましたら、まず「今日はどんなことをお話しいただけますか」とお尋ねします。

予約の際に、こういうことを相談したいと書いてくださった方には、「○○のことを相談したいと書いてくださっていましたが、それについてお話しいただけますか」とお願いします。

お話をうかがって、まず私がさせていただきますのは、

①その問題がこころの病から起こっていることなのか

②その問題が環境因で起こっていることなのか

の選別です。

もし①の場合は、まず医学的な問題があるかないかを考えていくことが解決の糸口になることをお伝えします。

そして、おいでいただいた方が納得されたなら、しかるべき病院をお勧めさせていただいております。

そうなりますと、①の問題でおいでくださった方の面接はいったんここで終了ということになります。

もちろん、受診後医師よりカウンセリングの継続が望ましいとおっしゃられた方は、継続ということになりますが、①の方の継続に関しては、下記の2,継続相談をご覧ください。

次に②の方の場合は、私は環境調整が必要と考えます。そして初回面接の中で、ご自分で環境調整ができる方か、ご一緒に考えならが調整を行われた方がスムーズな方かを私の方で考えさせていただきながらお話をお聞きします。

ご自分で調整できられそうだなと私が感じましたら、「また何かお話をしたいと思われたらお待ちしております」とお伝えし、1回で終了とさせていただきます。

今後もご一緒に考えさえていただいた方がよいと感じました方には、「ご一緒に考えさせていただいてもいいでしょうか」とお伝えし、継続して面接をしていただけないか、お話をさせていただきます。


もちろん、継続してということをお伝えしたとしても、結構ですとおっしゃる方もいらっしゃいます。そういう時にはもちろん「また何かございましたらご連絡をお待ちしております。」と1回で終了となります。


そうなのです。

実はお越しになられる皆さまの中に、カウンセリングを続けるかどうかという答えはちゃんとあるのです。

ですので、その時のご自分の思いを、大切になさっていただきたいと思います。


2,継続相談

以上のような形で、初回面接は終了となり、ここから継続相談に移っていきます。

丹波橋こころの相談室では継続相談になられる方は基本的に環境調整が必要な方が対象となります。


丹波橋こころの相談室では、継続相談以降はなるべく通所していただく目的を明確にしたいと思っています。

なぜならそれが皆さまの通所期間を決める判断材料にしていただけると思うからです。

上にも述べましたように、お越しになられる皆さまのこころの中にこそ、通所期間を決める答えがあるのです。

その答えを大切にしていただくために、何のために通っているのかをなるべく明確にしたいと日々考えてカウンセリングを行っています。


例えばお子さんの不登校について相談に来られた場合で考えてみます。

「不登校」と一言でいっても、不登校自体の改善をご一緒に考えるのか、不登校をしておられるお子さんの気持ちについて考えるのか、あるいは不登校の子どもを持つ親の気持ちを整理することを考えるのか、などなど考えることはいろいろあります。

その方にとっての「不登校の何」を考えるのかをご一緒に考えていきます。


もちろんデリケートな問題ですから、「あなたの困りごとはこれ!」とすぐに断定できるものではありません。


まずは「漠然とした困りごとを整理していく」段階というのが必要になってきます。

これは他のカウンセリングルームですと、「心理アセスメント」という流れの中に入ることになります。

私が継続相談を持ち掛けさせていただく時は、困っておられることは認識されているものの、「何に困っているのか」が明確ではいらっしゃらない時が多いように思います。


「子どもが学校に行かなくて困っているのです」とおっしゃっても、「学校に行けないこと」が困っておられる方もおられれば、「子どもの気持ちがわからない」ことで困っておられる方も実はおられます。また「子どもが不登校になったという事態を自分のこころがどのように受け止めようとしているのか」がわからなくて困っておられる方もおられるのです。


とにかく「困っている」といっていても、本当のお困りごとは千差万別。その1つ1つのお困りごとを明確化していくこと、それが継続相談の意味であると考えます。


その明確化のためにどのぐらいの期間がかかるのか、それが「カウンセリングはどれぐらいの期間通えばよいのか」ということに直結する問題になります。


明確化には、その問題のスケールが大きくかかわります。


それがその個人だけの問題で起こっているのか、あるいは家族の問題として起こっているのか、また家族の問題であっても子々孫々の問題まで含んでいるのか、それによって期間が違ってきます。


その問題に関わっている人数や年数が多くなったり、長くなったりすると、カウンセリングの期間はある程度必要になってくることになります。


そのことも、カウンセリングを開始される前に、考えて見られるのも期間を考える目安になるかもしれません。


次に、

初回面接の①の方が再来されたときのことをお話します。

医療的なケアだけでなく、カウンセリング的なケアが必要なこころの病を持たれている方の継続相談ですが、こちらも実は環境調整の問題になります。


ただ、どちらかという、その方の生活リズムの改善という意味合いが強くなります。

朝が起きれなかったり、昼夜逆転をされていたり、あるいは衛生状態を保てなかったり。

こころの病はさまざまな形で、その方の生活リズムに支障を生じさせます。


ただ、それを医療の中で解決していくには医療の現場では時間が足りません。


そこで、カウンセリングの中で、朝起きるためにどのような工夫ができるかをご一緒に考えます。


もちろん薬を飲んでくださっている方も多いので、薬の効果も絶大ですが、それでもなかなか回復しない問題が規則正しい生活を送るということです。

そのお手伝いを丹波橋こころの相談室ではカウンセリングでやっています。


これはカウンセリングというよりは生活支援というべきものですが、丹波橋こころの相談室ではそのようなことも、継続相談の中でさせていただいております。


そしてこの場合の期間は、まず規則正しい生活ができるようになるまでの期間ということになります。


終わりに

以上が丹波橋こころの相談室での「カウンセリングはどれぐらいの期間通えばよいのか」というお題に対する考え方です。

他のカウンセリングルームに行かれると、

「インテーク面接」(カウンセリングを受けようと思うようになった事柄がどのように発生していったのか、経緯をお聞きする面接。ここでカウンセリングが適応可能かどうかを判断します。)

「心理アセスメント」(カウンセリングは適応であるが、どのような精神的な状況にあるのか、カウンセリングだけで行けるのか、医療と提携しなければならない状況なのかを判断します)

をへて「継続カウンセリング」となることが多いのではないかと思います。


当所では私が一人でやっていることもあり、私がやりやすいように、シンプルに初回面接が終われば継続面接という風なスタイルでやっております。

もちろん中には心理検査を挟まさせていただく場合もないわけではありませんが、そこのところは臨機応変にやらせていただいています。

ですので、何かわからないことがあればいつでも「どれぐらいの期間通えばよいのか」も含め尋ねいただければ幸いです。


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  丹波橋こころの相談室   東  浩子 / HIROKO HIGASI   〒612-0066 京都府京都市伏見区桃山羽柴長吉中町55-1         コーポ桃山202

  TEL: 075-757-9855 FAX: 075-757-9855

  Email: t.cocolo.c.com@gmail.com

  URL: https://t-cocolo-c.com/

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 臨床心理士として32年。

 皆さまのこころの健康をご一緒に考えさせて

 いただきます。

 京都でカウンセリングをお考えの皆さま。

 丹波橋こころの相談室に

 お越しください。

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